核家族化が進行し、共働きやひとり親家庭の増加に伴い、親子で過ごす時間の減少や孤食の増加、多様な人との交流・子どもの(社会体験)心の貧困が課題となっています。
この課題を解決するために、すべての子ども達が安心して過ごすことができる居場所「子ども食堂」を身近な地域にたくさんつくりたいと願うようになり、2015年12月から(特活)チャイルドケアセンターの自主事業として「こども食堂」の立ち上げ支援を始めたところ、並行して多くの方から食品の寄付を頂くようになりました。
「子ども食堂」の継続的な運営を支援するには、個人や企業からの寄贈される食品を「子ども食堂」に届けるフードバンクが有効であると考えるようになり、趣旨に賛同する支援者のご協力を得て、2016年7月「ふくおか筑紫フードバンク」事業を立ち上げました。
フードバンクが繋ぐ「子ども食堂」
〜温かい食事をみんなと一緒に食べる、すべての子ども達の居場所を地域にたくさんつくる応援をしたい〜
私達「ふくおか筑紫フードバンク」は、子ども達が誰でも、1人でも参加することができる、地域の方の見守りの中で安心して過ごせる、温かい食事、時には様々な遊び、学び等の体験ができる、そんな居場所が地域にたくさんあるような地域社会をめざしています。
その実現のため、趣旨に賛同する個人、企業及び行政等と連携して、子ども達の居場所である「子ども食堂」に「食品」を提供するフードバンクに取り組みます。
また、子ども食堂のネットワークを構築し、食品の安全な取扱いに関する情報提供や「子ども食堂」の運営課題に関する情報交換を行う場を設けます。
「食品」と「情報」の2つをフードバンク事業でつなぎ、主に筑紫地区の「子ども食堂」の継続的な運営を支援していきます。
「ふくおか筑紫フードバンク」の主な活動
「ふくおか筑紫フードバンク」は、適宜寄付を行う「個人及び企業」または定期的に寄付を行う「協力会員(企業パートナー)」から食品等の寄付の受付・保管を行い、配布先である「利用会員」=「子ども食堂」に届けます。
「ふくおか筑紫フードバンク」は、協力会員及び利用会員の開拓、食品等の寄付の受付・管理、配布先の決定の他、本事業を維持するための会員、ホームページ、会計管理を行います。
「ふくおか筑紫フードバンク」の仕組み

◆利用会員
子ども食堂の運営者で、食品の寄付の配布先です。
食品は、食品等の取り扱いに同意した「利用会員」に配布します。
事前に利用会員の申込書と食品の取り扱いに関する同意書を取り交わします。
◆協力会員
定期的に寄付を頂く、または食品の保管に協力頂く企業パートナーです。
子ども食堂の運営に必要な食品の提供をフードバンクからお願いします。
事前に協力会員の申込書と食品の取り扱いに関する同意書を取り交わします。
フードバンクの流れ

寄付をする
◆協力会員(企業パートナーの方)
- 「協力会員」となる企業は、予め「協力会員申込書」及び「食品の取り扱い同意書」を締結します。
- フードバンクより寄付を定期的にお願いします。
- 寄付が可能な食品等がある場合は、「寄贈申込書」を事務局へ返信頂き、寄付の搬入日を調整します。
寄付の際は「寄贈申込書」をその都度やりとりをします。
◆個人及び企業
寄付の際は、「寄贈申込書」と「食品の取り扱い同意書」の締結をその都度行います。
- 食品等の寄付をしたい時に、「寄贈申込書」で連絡を事務局に行います。
- 寄贈を受けることが可能である場合は、「食品の取り扱い同意書」を締結して、寄付の搬入日を調整します。
配布先を決定する
- フードバンクから食品等を配布する「子ども食堂」は必ず「利用会員」になります。
- 「利用会員申込書」及び「食品の取り扱い同意書」を締結します。
- 開催に合わせて、必要な食品等を連絡して頂き、取りに来て頂きます。
- 「子ども食堂」開催終了後は、利用の報告を写真付きで提出をお願いします。